ルイーズ・ボーデン (著), ニキ・ダリー (イラスト), ふなとよし子 (翻訳)
ふなとさんの新作が出ました。
前作の"楽しいスケート遠足"に引き続き今回もスケートです。ただし,楽しい内容ではなく,第二次世界大戦中に子供たちが外国へ避難するという内容です。タイトルのスケートレースのイメージと内容はだいぶ違って,子供を中心として第二次世界大戦中の緊張感が文章と絵でリアリティたっぷりに描かれています。主人公ピートが目標としているスケートレース"エルフステーデンホト"とこの逃避行を重ね合わせているわけです。後日談でピーとはエルフステーデンホトに出場したそうです。暗い時代もいつかは抜けて新しい時代が来る。現在,日本がおかれている状況と重なる部分があるように感じました。
絵本といってもたくさん文字のある少し大人向けで,内容も中高生向けです。