大人になれないまま成熟するために―前略。「ぼく」としか言えないオジさんたちへ

a0002458_13432248.jpg大人になれないまま成熟するために
―前略。「ぼく」としか言えないオジさんたちへ

金原 瑞人 (著)
出版社: 洋泉社

大人になっても一人称に"私"を使うことに違和感を感じる子ども大人。著者の世代にはそういう大人が多い。というような書き出しではじまり、"若者"という子供と大人の中間の存在がいつから現れたのか、それをアメリカを中心に音楽、映画、文学といった大衆文化から考え、日本ではどうか、アメリカとの違いは、などについて論を展開している。

現在社会を支えている人たちがどのような社会状況を若者として過ごし、現在の社会を作って来たか。私には無い視点で書かれており、新鮮でした。また、大学教授であることから大学関係の話題が興味深かった。

気になった点が2点。4章立ての構成で1章は多くのことを言おうとしているせいか論点がなかなか見えず読みづらい。3章は時代背景を知らないと意味がわからない。全共闘世代といわれてもどの世代かさっぱり。あとがきに書いてあるが、この本は金原氏が話した内容をフリーの編集者がまとめたものだとか。この辺もわかりにくさを助長しているのかも。

ともかく、金原氏の講義を受ける学生は必見!

ps. この本は金原氏の関係者の紹介から読みはじめました。本との出会いに感謝。多忙のため、読み終えるまでに1ヶ月もかかってしまいました(汗)。
[PR]
by ikumuw | 2004-12-14 13:42 | books | Comments(0)


<< ロード88 出会い路、四国へ 光のページェント >>