非線形有限要素法-弾塑性解析の理論と実践

前職のときから取り組んできた翻訳書がようやく出版されます。この本には他の訳者とは比較にならないほどの多くの労力を注ぎ込んだのですが,本書の中で表現されておらず不満です。それはさておき,本書の特徴を述べると,理論とそれの計算プログラムの実装について,他の本にはあまり書かれていない細かな部分まで,記述されていることです。de Souza Neto先生らしい本と言えるでしょう。計算プログラムが付属しているので,文章とプログラムを比較すると勉強になるかもしれません。特に,有限要素の定式化について説明されている部分はSwanseaらしくて良いです。

これは研究者としての意見ですが,後半のマイナーな部分はあまり真に受けない方が良いかもしれません。概念はともかく細部としてはちょっと違う書き方・やり方があるんじゃないかなという部分もありました。

このレベルと本書の価格なら,研究者対象になるので,原著を読めば良いのでは?というところは翻訳開始前にあったのですが,原著は難しいので翻訳があると助かるという話を耳にしています。皆さんのお役に立てば幸いです。

非線形有限要素法-弾塑性解析の理論と実践

森北出版


Computational Methods for Plasticity: Theory and Applications

E. A. de Souza Neto / Wiley


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by ikumuw | 2012-06-02 14:41 | books | Comments(0)


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