物理と数学の不思議な関係
遠くて近い二つの「科学」 ハヤカワ文庫 マルコム・E.ラインズ (著), 青木 薫 原著の題名は"ON THE SHOULDERS OF GIANTS"。 ニュートンの言葉です。 「もしも私が、ほかの人たちよりわずかでも遠くを見たとすれば、それは巨人たちの肩の上に乗っているからなのです」 偉大な物理学者も先人の研究を背景として研究していると言っています。それを聞いて私は巨人のピラミッド(組み体操)をイメージしました。ニュートンの頃、以上に今は高くなってさらに遠くが見える。 数学というのは他の分野の研究者には宝箱です。この本は数学の発展と物理への応用がメインテーマ。本屋さんでこの本をパラパラめくったら、周期的とか結晶とかカオスとか群論とかミクロマクロとか、私の研究のキーワードとおもしろそうな絵が見えました。これは読まないと、、、それにしても重い、長い。幾何学から量子力学まで490ページ。読み終えるのに時間がかかってしまいました。読んだかいあって、現代物理の背景が少し見えて、私の研究の位置づけも意識できた気がします。 もう一度くらいは読んだ方が良いかも。今度は心と頭に余裕があるときに。
by ikumuw
| 2005-02-15 01:13
| books
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