すぐそこの遠い場所

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クラフト・エヴィング商會 (著), 坂本 真典 (写真)

この本は異世界AZOTH(アゾット)について書かれた辞典。断片的に書かれたAZOTHのひとつひとつのものについて断片的に読んで見ていくうちに読者の中にAZOTHの全体像が浮かんでくる。この辞典は挿絵も多分に用意されていてイメージしやすいように工夫されています。紙質もちょっと厚く装丁もきれいです。
AZOTHは21のエリアに分かれた世界、そこに住む人々はもの忘れが激しく次々と大事なこともそうでないことも忘れてしまう。忘却についてAZOTHでは数々の研究がなされていて、この辞典ができたこともそういう背景がある。AZOTHの住人のほか、どこからやってきて、どこへいくのかわからないが過客という人々が存在し、その記述からその世界が何者なのか終盤に明らかになってくる。

著者クラフト・エヴィング商會は吉田浩美、吉田篤弘の2名のこと。彼らの他の著書(例えばクラウド・コレクター)もAZOTHを舞台にしたものがあり、その世界観の理解を深めるための本なのかな。
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by ikumuw | 2005-03-28 13:52 | books | Comments(0)


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