whale talk

a0002458_16135597.jpgwhale talk
Chris Crutcher(原著)
金原 瑞人 (翻訳), 西田 登 (翻訳)

舞台は頭脳明晰・スポーツ万能で黒人・日系・白人の混血の主人公TJがある目的のために高校水泳部を作り、その活動を通して仲間との友好を深め、目標達成に向かっていく。水泳部の仲間というのがユニークで脳障害があったり、体重130kgだったり、存在感がなかったり、ボディビルダーだったり、データ分析好きだったり、片足だったり。こう書くとスポーツをテーマにした青春物語のようだが、この本のテーマは人種差別・幼児虐待である。TJ自身が母親に捨てられていたり、他の仲間も暗い過去を持っていたりする。登場人物の過去と現在を描きつつ話は展開し、後半に差し掛かるに連れてテンポが上がり、クライマックスを迎える。

考えすぎだと思うが、黒人スイマーが少ないのは筋肉の量や質のせいといわれているが、人種差別的な背景があるのかもしれないと思ってしまった。TJ自身は「水泳の殿堂に黒人がひとりも入っていないのは、水泳が死ぬほどつまらないスポーツだからだろう」と言っている。

タイトルのホエールトークの意味は下記で良いと思う。 "もしも、クジラだったら、、、" 著者の主張がそこに集約されている。。。で良いのかな。自信なし。

クジラの言語は人間の言語と同じく洗練されていて、その鳴き声はときには何千キロ先まで届く。つまり、クジラが声を上げれば海にいる全てのクジラに届く。そして、クジラは言葉を選んだりしない。喜びも心の痛みもみんなに伝わり理解される。
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by ikumuw | 2005-05-03 16:13 | books | Comments(0)


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