One

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Richard Bach (原著), 平尾 圭吾 (翻訳)

Richard Bachはイリュージョンにも見られるように飛行機野郎だ。代表作かもめのジョナサンを見ても飛行機野郎としての感覚が感じられる。そして、主人公が自分や身内。イリュージョンは自分。かもめのジョナサンは息子。このOneはリチャード本人と妻のレスリーが飛行機に乗って並行世界を旅するお話。

二人は飛行機野郎。ある日、飛んでいるときに光に包まれる。迷い込んだ先はパラレルワールドへの入り口。並行世界とはあの時、あの選択をしていなかったらどういう人生を歩んでいたというものから始まり、自分と共通部分を持つ太古の昔や少し先の未来に生きる人のいる世界だったり。あちこち旅を通して、著者の人生観や平和へのメッセージが込められている。

並行世界という概念が難しい。最後の方に主人公がテレビのようなものだといっている。チャンネルを変えることを知らない人にとっては写っているチャンネルだけが自分の世界。チャンネルを変えることで他の世界をのぞくことができる。最新のテレビに至っては。。。

扱っているテーマが難解で重いにもかかわらずRichard Bachらしいタッチで読みやすく仕上げられているのはわかる。でもちょっと分量が多いかな。もっと凝縮して飛行機野郎らしいスピード感のある作品であって欲しかった。
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by ikumuw | 2005-08-23 13:27 | books | Comments(0)


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