夜のピクニック
恩田 陸 (著) ある高校の2日間かけて80kmをひたすら歩く行事"歩行祭"。この歩行祭を描いたのがこの作品。ただ歩く、それだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。主人公は甲田貴子と西脇融。二人は同じクラスだが会話を交わしたことがない。二人はお互いに秘密を抱えているのだが、友人たちの助けもあり、歩行祭中に話をし、心を通わせる。といったストーリー。 歩行祭のような行事は特別ではなく全国各地にあるらしい。そう考えるとその様子を書いただけの青春小説。ただ二人の秘密はフィクションらしい要素を持っていてこれを中心に話が展開する。 全体が会話中心で進むので読みやすい。登場人物もそれぞれ個性を持っていて歩きながら話をするだけの単調な展開に色をつけている。ちょっと登場人物が多い感じ。いつか映画化するかも。 この本は本年の本屋大賞を受賞しました。図書室の海には予告編が収録されています。
by ikumuw
| 2005-10-12 13:07
| books
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