その科学が成功を決める

その科学が成功を決める (文春文庫)

リチャード ワイズマン/文藝春秋

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Dr. Richard Wiseman(著)
木本博江(訳)

「自己啓発って本当に効果があるのか?科学的にすぐに効果の出る方法は?」という友人の質問に心理学者がまじめに答えるという内容。超常現象を科学的に説明しようという本の著者であり,都市伝説的なものを自身の研究活動で実証したという内容が多く,興味深いです。この種の研究は多くの被験者のデータを取って統計処理というアプローチになるので,本質が見出されるかどうかは怪しいところですが,自身で検証していると説得力が違います。人差し指と薬指の長さの比で男性的か女性的かがわかるという話は初耳で面白かった。具体的な方法論も示されていて役に立ちます。だいたい全うなことを言っていると思います。少し考え方・見方を変えるだけで,人生が大きく変わってくることでしょう。

著者からの10のアドバイス(と私の解釈)
・感謝の気持ちを育てる(人は他人に奉仕したときにもっとも幸福感を感じるらしい)
・財布に赤ちゃんの写真を入れる(赤ちゃんの写真が入っていると財布を落としたときに戻ってくる確率が飛躍的に上がるらしい)
・キッチンに鏡を置く(鏡を見ることによって食欲に対する自制心を働かせる)
・職場に鉢植えを置く(緑は創造性を高める作用があるらしい)
・二の腕に軽くふれる(軽いスキンシップは好感度を高める)
・パートナーとの関係について本音を書き出す(互いのことを考える機会を作ることが大事)
・うそを見抜くときは目を閉じ、相手の言葉に耳を傾ける(うその影響は動作よりも言葉に現れやすい)
・子供をほめるときは、才能ではなく努力をほめる(結果よりも過程をほめることで進歩することへのモチベーションを育てる)
・成功した自分ではなく、前進する自分をイメージする(あるひとつの成功を目標にしてしまうとその先が続かない)
・自分が遺せるものについて考える(自分がどういう人間だったと後世に憶えられたいか)

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by ikumuw | 2017-04-17 08:49 | books | Comments(0)


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