ひとを“嫌う”ということ

a0002458_12241988.jpgひとを“嫌う”ということ
中島 義道 (著)

妻子に嫌われ、異国で別居生活中の著者がひとを嫌うという感情に興味を持ち、言及した本です。世の中、ひとを嫌うということを良くないとする風潮がありますがこれも好きと同じくらい自然な感情です。実際、ベクトルが好きと逆方向という違いで性質も良く似ています。好きになったら何も起こらなくてもあるところまでどんどん好きになる結晶化作用。これは嫌いにも成り立ちます。しかし、どうしてなのかわからない。なぜどんどん嫌いになるのか。嫌いな理由を理解できている人は少ないのではないでしょうか。この本では嫌いという感情の原因を分類している。よくよく考えてみると他愛のないことで嫌いになっているものです。原因は自分自身にあったり。どうして相手を嫌いなのか理解することは精神安定上とても大切。結晶化も食い止めることが出来ます。極論が過ぎる部分はありますが、著者の個人的な意見が入りすぎている部分はありますが、非常に勉強になりました。
同じように好きという感情も解釈できるとすれば、ひとを好きな理由もきっと他愛のないことなのでしょう。人間とはそういうものなのでしょう。。。
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by ikumuw | 2005-11-07 12:23 | books | Comments(0)


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