ハンバーガーを待つ3分間の値段

a0002458_18302245.jpgハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
斎藤 由多加

ちょっと変ったタイトルのこの本、あのシーマンやタワーを作ったゲームクリエーターの書いたエッセイです。内容は『ほぼ日刊イトイ新聞』と『雑誌DIME』の連載を編集・加筆してまとめたものです。

著者は社会生活で違和感を感じたり、腹を立てたりしたら、『これをゲームにしてやる!!』と思うそうです。著者にとってゲームを作るということは社会にクレームをつけると同じことなのだとか。ひねくれていますが、それが天才ゲームクリエータの発想術なのです。そんな著者がデジカメという文明の利器を手にして以来、ことあるごとに画像としてその違和感のある光景を納めてきました。本書はその画像に文章をつけたものです。

タイトルのハンバーガーを待つ3分間の値段というのは本書の中のひとつの話。ファーストフード店で希望の商品が品切れ。そこで店員さんの言う「3分間かかります」。3分間待つってファーストフードではないな。こんな状況ってあります。著者はこの状況から考察し、消費者の行動と店舗側の配慮について発展させています。

ほかの話もごく当たり前の風景にひそむ違和感を独自の視点から観察し、考察しています。奇抜な想像力を持つゲームクリエーターの普段考えていることを垣間見れる一冊です。
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by ikumuw | 2006-01-28 22:47 | books | Comments(0)


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