Proof

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この映画のテーマは信頼だと思う。誰しも自分という存在が成り立つために、他者に認めてもらうことが必要です。

主人公キャサリンは父と2人暮らし。父は20代で世界的にインパクトのある複数の大発見をした天才数学者。しかし、晩年は精神異常をきたし、学者としては全く活動しておらず、そればかりか娘の介護を必要としていた。その父が亡くなったところから映画ははじまる。キャサリンも数学に興味を持ち大学で数学を学んでおり、父親譲りで優秀。しかし、情緒不安定でそんなところも父親と似ている。そんなキャサリンを姉のクレアは心配しているが、父のようになるのではないかと一番不安なのは本人。そして、父の死後、父の書斎から発見された世界を揺るがしうる大発見が記されたノートをめぐり物語は展開する。

年老いてボケてしまっていてもキャサリンの父親への愛情が伝わってきました。そんな親子なら父親の職業や癖が子供に大きく影響するのかもしれません。自分にも思い当たる節があります。

日本の数学者として名高い岡潔先生は「数学は生命の燃焼だ」と言ったそうですが、「久しぶりに機械が動き出した」と言って、父が極寒の中で研究している姿はまさに岡先生の言う生命の燃焼だと思いました。

登場人物が少なく、ストーリーも複雑ではないのでわかりやすいです。数学者ってマニアな感じですが、現代の数学者はそうでもないという感じの前半でしたが、やっぱりマニアです。そして、とても楽しそうに研究している姿に好感を持ちました。キャサリンが数学のレポートに課題とは違うことが思いついたので書いて提出し、教授に「またか」と言われているシーンが私は好きです。
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by ikumuw | 2006-02-03 14:58 | movie | Comments(0)


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