イカルス・ガール

a0002458_9423682.jpgイカルス・ガール
ヘレン・オイェイェミ(著)
金原瑞人・ふなとよし子(翻訳)

ハリーポッターの出版社が破格の値段で版権を買ったというオカルト小説です。映画化でもするつもりか!?

主人公ジェシーはナイジェリア人の母とイギリス人の父の間に生まれたハーフ。母は作家(著者もナイジェリア人)。あるとき、両親と母のふるさとへ行き、ジェシーはそこでティティオラという名の幽霊に合う。ジェシーはティティオラが幽霊と気づかずに友達になる。そして、帰国。ジェシーはあまり友達がおらず、寂しくしているとティティオラが再び目の前に現れる。しかし、自分しか見ることができない。ティティオラは何でも知っていて何でもできる。ジェシーは双子で生まれたんだと教え、自分がお姉さんの代わりになってあげると言う。そして、その奇妙な友達はいつしかジェシーの周りに危害を加え始める。ジェシーを叱った学校の先生やお父さんを鬱にしたり、親友との仲を引き裂こうとしたあげく、ティティオラの存在に気づいたその友達を大怪我させたり。。。そして、誕生日にナイジェリアへ再び向ったその場でティティオラはジェシーの魂を別の世界へ追いやって、ジェシーと入れ替わる。ナイジェリアのあの世でジェシーは本当のお姉さんに会い、そして、、、

最後は作った感じなのですが、中盤は心霊体験がリアルに描写されていてちょっと気持ち悪いです。終わりはそれで終わりじゃないだろと思うんですがどうなったのかな。

アフリカ人と英国人のハーフということでどちらの国にも居場所が無いジェシーと現世に居場所が無いティティオラが引き合ってしまったということでしょうか。ティティオラも双子だったということもありますし、ジェシーの母親が宗教を毛嫌いしていてずっと神に祈りをささげていないこともあります。そんな母親だから娘や旦那の様子が変でも悩みがあるせいだと思う。そして悪循環どんどんジェシーの状況は悪化。その辺も何だか怖い。

ところで、タイトルのイカルス・ガールって何のこと?
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by ikumuw | 2006-08-29 09:43 | books | Comments(0)


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