99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方

a0002458_22345078.jpg99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
竹内 薫 (著)

世の中すべて仮定がベースとなっている。科学でさえも仮定の積み重ねでできていて、いつでもその仮定がひっくり返って常識だったことがひっくり返ってしまうかもしれません。自分の頭の中も相手の頭の中も、すべてのことが仮定に満ちていることを認識することが大切です。という内容。

研究するときはいくつかの仮定を設けて(モデル化)、それに基づいて現象を説明します。そのモデル化は実験などで裏づけを取るのが基本ですが、問題によってはそうは行きません。ミクロな世界や宇宙の話になったらまず無理。どんな立派な研究者であっても仮定をもうけていて、その信憑性を説明することは難しいです。これがこの本の根底にあることです。
  科学は、常に反証できるものである。 by カール・ポパー

はじめに飛行機が飛ぶメカニズムがわかっていないという話が書いてあります。研究者としては確かに解析的には難しいけど、それはそういう問題なのであって数値的にはある程度明らかになっているのだが。。。と思ったのだけど、最後に冒頭だからわざと挑戦的に書いたと追記があり、安心しました。そこで紹介されているサイトがなかなか良いです。

飛行機が飛ぶわけ―――「ベルヌーイの定理」説をめぐる論争を解く (2)
http://hitomix.com/taruta/paperplane/Bernoulli-2.html
飛行の物理的描像
http://www.aa.washington.edu/faculty/eberhardt/lift-J2.pdf

それからマイナスイオンに関することも興味深いサイトを紹介しています。

マイナスイオンはインチキか
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/MinusIonAgain.htm

科学における仮説の例として惑星の定義に関する記述があります。今や非常にホットなテーマ。この件に関する歴史的背景が解説されて勉強になりました。これを読むと冥王星が惑星から除外されたのはなるべくしてなったと理解できます。

その後は相対性理論などに入っていきます。難しいことは言わずに例を挙げて解説をしようとするのですが、その例があまりピンと来ない。。。
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by ikumuw | 2006-09-03 22:36 | books | Comments(0)


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