遥かなるケンブリッジ ― 一数学者のイギリス
藤原 正彦 (著) "国家の品格"で一躍有名になった数学者 藤原正彦 氏のケンブリッジ滞在記。日本の大学の教授である藤原氏が英国の名門ケンブリッジ大学での一年間の滞在の機会を得て、家族と共にイギリスへ渡る。アメリカにも住んだことのある藤原氏の視点から見たイギリスやケンブリッジ大学の内情。家族と共に遭遇した人種差別などの出来事が事細かに描かれている。 日本の大学では雑務が多いため、集中して研究できると意気揚々としてやってきて、ケンブリッジやオックスフォードでの講演でのその分野の権威の前で恐れつつも立ち向かう様子、そして、英国の研究者との交流。現在、近い状況にある私は大きな勇気をもらいました。やる気になりました。 最後の方では"国家の品格"につながるような内容も書かれていました。それにしても、作家夫婦の息子とはいえ、立派な文章を書きますね。ところどころで藤原氏の性格が文章に出てくるのがまた良いです。"若き数学者のアメリカ"も読んでみようと思います。
by ikumuw
| 2006-11-21 10:19
| books
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