不安な童話

a0002458_214331.jpg不安な童話
恩田陸(著)

ミステリーサスペンス小説です。子供が深層の鍵を握っている点は他の恩田陸作品と同じと言えるか。

主人公万由子は相手の記憶の一片が見えてしまうという超能力を持っている(この能力わかる気がする、、、)。ある画家の遺作展を見に行ったところ、画家が殺される瞬間のイメージが頭の中をよぎり、気絶してしまう。この作品展の主催者である画家の息子に「あなたは母の生まれ変わりです」と言われる。その画家も万由子と同じ能力があったらしい。そして、"生まれ変わる"ということに疑念を抱きつつも、仲間と共に画家が殺された事件の真相に挑んでいく。。。

殺人事件が対象でそのときの描写が出てくるがあまりグロテスクではない、そして、結局、誰も死なないのは本当はみんな誰も殺したくないという裏があるからである。それほど多くはない登場人物が実はみんな被害者を通して密接な関係にあるというのが少々行き過ぎの感はありますが、ミステリーとしてはなかなかおもしろい。
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by ikumuw | 2007-01-03 20:45 | books | Comments(0)


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