仏典詩抄 日本語で読むお経
八木 幹夫 (翻訳) 代表的なお経を詩人八木幹夫氏が美しい日本語で訳した本です。ただ訳すだけでなく詩的に美しく訳しているところがポイント。 日本人ならたびたび読経の場面に遭遇するもの。ただ、そのお経の文言、一つ一つが意味を持つと想像はつくものの、何を意味するのかは難解で普通はわかりません。キリスト教やイスラム教の経典が信徒のわかる言葉で書かれていることとは対照的です。あれ!?日本で読まれているお経ってもしかして、原点を中国後で訳されたものなのかな?ということは私の長年の疑問でした。この本を読んでこの疑問が解決したわけではありませんが、仏典も聖書と同じく、仏陀の言葉やその宗教的な概念が書かれているのだとわかりました。また、死者を慰めたり、救われるために唱えるものというよりは,道徳的なことが書かれているという印象でした。 この本ではお経にルビが振られていて読めるようになっているのですが、祈るときは自分の言葉(日本語、せめて祝詞のように)で祈りたいと思いました。私は仏教というよりは神道なのかな。
by ikumuw
| 2007-01-06 10:53
| books
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