上達の法則―効率のよい努力を科学する

a0002458_10193833.jpg上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一 (著)

効率よく上達するために必要な考え方を心理学的な立場から述べた本。

上達には個人差があり、ある人はいくら努力をしてもなかなか上達しない。また、ある人は何でもすぐにある程度までは上達してしまう。それは上達するためのノウハウを無意識のうちにでも持っているからで、それを学術的に考えている。

まず、上級・中級・初級に分類。それらを規定する特徴を述べる。もっとも大きいものは記憶の容量・使い方。アイコニックメモリー、ワーキングメモリー、スキーマ、コードシステムなど耳慣れない言葉で説明される。発展して、どうやったら上級者になれるのかという記述も興味深い。各段階で意識すべきこと、スランプの分析、上級者には上級者の悩みがあることなど、なんとなく感覚的には知っていることではあるが、文章で書かれていると説得力がある。試行錯誤でたくさん失敗して身につけたことがこのように学べるのは上達の近道に他ならないでしょう。選手も指導者も読む価値あり。

上達を極める10のステップ
1. 反復練習をする
2. 評論を読む
3. 感情移入をする
4. 大量の暗記暗唱をしてみる
5. マラソン的な鍛錬をする
6. 少し高い買い物をする
7. 独自の訓練方法を考える
8. 特殊な訓練方法を着想するプロセス
9. 独自の訓練から基本訓練に立ち返る
10. 何もしない時期を活かす
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by ikumuw | 2007-03-22 10:19 | books | Comments(0)


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