2017年 11月 23日 ( 1 )

できる研究者の論文生産術

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

ポール.J・シルヴィア/講談社

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How to Write a Lot: A Practical Guide to Productive Academic Writing (Lifetools: Books for the General Public)

Paul J. Silvia/APA LifeTools

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米国の心理学者Prof. Paul J. Silviaの書いた学術文書をたくさん書くための指南書の翻訳本。

研究者は学術論文・著書・研究費申請書・プロジェクト報告書など,日常的にたくさんの学術文章を書く必要があります。私の実情としては仕事の30~40パーセントは書く作業になっています。仕事には締め切りがあるものとないものとあり,締め切りのあるものは締め切り近くまで練っておいて,直前に書くということがやられます。ときには簡単に書ける場合もありますが,たいていは難航して時間が予想以上に取られてしまい,結果的に他の仕事にも悪影響を及ぼします。締め切りのないものはいつまでたっても後回しになって,結局お蔵入りとなることも多い。。。これまで直前になると何とかできてきているので,直前になると馬力が出て何とか終わらせられると錯覚している研究者が多いと思います。

本書ではそんな悪癖とよくある言い訳を否定して,書くことを効果的に進めるための方法を提示しています。基本は文献調査や構想を考えることも含めて"論文創作作業を習慣化する"こと。毎日少しでも書く時間を設ける。目標を設定する。優先順位をつける。できたかどうかを記録する。同じ目的・悩みを持った同志とサポートグループをつくり支えあうことも勧めています。

後半には論文・著書の具体的な書き方についても触れていますが,前半の内容が特徴的で重要。短い本ですが大きな示唆がえられました。創作活動の習慣化は意識して時間をつくっているのですが,なかなか実行できていません。毎日の達成状況を記録・可視化することを取り入れたいと思います。

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by ikumuw | 2017-11-23 12:47 | books | Comments(0)