カテゴリ:books( 229 )

エンジニアが生き残るためのテクノロジーの授業


ITエンジニアにとって10年後も通用する本物の力が身につくという謳い文句の本著。ビジネスとIT,コンピュータ,プログラミング,ネットワーク,データベース,セキュリティ,人工知能の7章構成で,IT時代の常識を凝縮した一冊となっています。解説には図が多く使われており,イメージしやすくなっています。索引を使って専門用語の辞書としても使うこともできると思います。

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by ikumuw | 2017-09-24 16:13 | books | Comments(0)

ボノボとともに~密林の闇をこえて~

原題『Endangered』。絶滅危惧種(Endangered Species)である類人猿ボノボの子供オットーと米国から来た少女ソフィーの内戦中のコンゴを縦断するサバイバルアドベンチャー。
ソフィーとオットーの出会いから内戦勃発でボノボとの密林での生活,コンゴ川の船の旅,反乱兵との遭遇など,リアルな描写で実話なのではないかと思いながら読み進めました。本書に登場する内戦はフィクションですが,コンゴの実情を表した社会派ストーリーでもあります。秩序を失った内戦時のコンゴの人間社会と女性を中心とした穏やかなボノボの社会が対比されて,皮肉のように描かれています。オットーとソフィーの別れと再会のエンディングも感動的でした。

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by ikumuw | 2017-08-20 21:28 | books | Comments(0)

若き科学者へ

Advice to a young scientist (原著)
by Peter Brian Medwar, 鎮目恭夫(訳)

世界中の科学者に長年読まれている科学者への手引きであるMedwarの若き科学者へ(日本語訳)を読んでみました。Medwar先生はブラジル生まれで英国で活躍した大先生で1960年にはノーベル医学生理学賞を受賞しています。原著は1979年出版で当然ながら世界・学術界の状況は大きく変わっていますが,今でも通じる普遍的な記述が多分に含まれています。当時の英国における常識・教養を基に書かれているのでやや読みにくい部分もあります。内容は下記のような感じ。
  • 科学とは"解けるものを解く術"である
  • 科学者としての適正
  • 研究テーマの決め方,見つけ方
  • 研究の準備の仕方,進め方,まとめ方
  • 科学者の労働環境
  • 科学者として働くための心構え
10年前に読んでいたならいろいろと遠回りをせずに済んだかも。学生やポスドクに薦めます。

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by ikumuw | 2017-08-15 10:01 | books | Comments(0)

その科学が成功を決める

その科学が成功を決める (文春文庫)

リチャード ワイズマン/文藝春秋

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Dr. Richard Wiseman(著)
木本博江(訳)

「自己啓発って本当に効果があるのか?科学的にすぐに効果の出る方法は?」という友人の質問に心理学者がまじめに答えるという内容。超常現象を科学的に説明しようという本の著者であり,都市伝説的なものを自身の研究活動で実証したという内容が多く,興味深いです。この種の研究は多くの被験者のデータを取って統計処理というアプローチになるので,本質が見出されるかどうかは怪しいところですが,自身で検証していると説得力が違います。人差し指と薬指の長さの比で男性的か女性的かがわかるという話は初耳で面白かった。具体的な方法論も示されていて役に立ちます。だいたい全うなことを言っていると思います。少し考え方・見方を変えるだけで,人生が大きく変わってくることでしょう。

著者からの10のアドバイス(と私の解釈)
・感謝の気持ちを育てる(人は他人に奉仕したときにもっとも幸福感を感じるらしい)
・財布に赤ちゃんの写真を入れる(赤ちゃんの写真が入っていると財布を落としたときに戻ってくる確率が飛躍的に上がるらしい)
・キッチンに鏡を置く(鏡を見ることによって食欲に対する自制心を働かせる)
・職場に鉢植えを置く(緑は創造性を高める作用があるらしい)
・二の腕に軽くふれる(軽いスキンシップは好感度を高める)
・パートナーとの関係について本音を書き出す(互いのことを考える機会を作ることが大事)
・うそを見抜くときは目を閉じ、相手の言葉に耳を傾ける(うその影響は動作よりも言葉に現れやすい)
・子供をほめるときは、才能ではなく努力をほめる(結果よりも過程をほめることで進歩することへのモチベーションを育てる)
・成功した自分ではなく、前進する自分をイメージする(あるひとつの成功を目標にしてしまうとその先が続かない)
・自分が遺せるものについて考える(自分がどういう人間だったと後世に憶えられたいか)

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by ikumuw | 2017-04-17 08:49 | books | Comments(0)

ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト

ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト アイデア・マンの軌跡と夢

ポール・アレン / 講談社



マイクロソフトの創業者の一人ポールアレンの自伝です。原著タイトルは"Idea Man: A Memoir by the Co-Founder of Microsoft"。

高校生の頃,幸運にも計算機にアクセスできる環境にあり,そこで様々な基礎を学び,パソコンの普及前夜の世界状況の中,パソコン普及の鍵を握るソフトウェア開発にプログラマとして挑むマイクロソフト創業時がエキサイティングに描かれていたかと思うと,NBAやNFLのスポーツチーム,ジミ・ヘンドリクス博物館設立,スペースシップや脳神経DNAデータベースの開発など投資家としての活動を紹介しています。マイクロソフト勤務時に重い病気を患い,それが転機となって後半の人生となったようです。
欧米人と比べて東洋人はよく働くみたいな都市伝説がありますが,成功する人はハードワーカーであることを再認識しました。人物的にはとても共感ができてビル・ゲイツよりも良い人そうです。マイクロソフトに残っていたらもっとマイクロソフトは発展していたかも。
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by ikumuw | 2015-12-23 21:46 | books | Comments(2)

プロフェッショナルの条件

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

P・F. ドラッカー / ダイヤモンド社



副題はじめて読むドラッカーということで読んでみました。著書の中から大事なところを抽出してあるだけあって,ものすごく内容が濃いですね。研究者として中堅くらいになって最近考えていることがかかれている感じでした。

おぼえがき
・成果をあげるには
1)ビジョンを持つ。努力を続けることこそ老いることなく成熟するコツである。
2)仕事において真摯さを重視する。誇りを持ち,完全を求める
3)日常生活の中に継続学習を組み込む
4)自らの仕事ぶりの評価を仕事そのものの中に組み込む
5)行動や意思決定がもたらすべきものについての期待をあらかじめ記録し,後日,実際の結果と比較する。
6)仕事や地位や任務が変わったときには新しい仕事が要求するものについて徹底的に考える。

・自らの強みを知る
1)強み,すなわち,成果を生み出すものに集中する。
2)強みをさらに伸ばす
3)無知の元凶ともいうべき知的な傲慢を正す。
4)自らの悪癖を改める。
5)人への対し方が悪く,みすみす成果をあげられなくすることを避ける
6)行っても成果のあがらないことは行わない。
7)努力しても並にしかなれない分野に無駄な時間を使わない。

・組織において成果をあげるためには働く者の価値観が組織の価値観になじまなければならない。

・あらゆるプロセスにおいて,最も欠乏した資源"時間”が,成果の限界を規定する。

・仕事の多くはたとえごくわずかの成果をあげるためであっても,まとまった時間を必要とする。こま切れでは,全く意味がない。

・高い生活水準は創造と変革の経済を前提としている。創造と変革には膨大な時間を要する。短時間のうちに考えたり,行ったりできるのは既に知っていることを考えるか,すでに行っていることを行うときだけである。

・奇跡は再現できない。天才になる方法は教えられない。

・イノベーションに成功する者は保守的である。彼らはリスク志向ではなく,機会志向である。

・何によって憶えられたいか
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by ikumuw | 2015-03-11 21:39 | books | Comments(0)

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

デイル ドーテン / きこ書房


"The Max Strategy"の翻訳。日本語タイトルとは中身を表現したものとなっています。

季節はずれの大雪のためO'Hare空港で足止めされた主人公は子供たちと遊ぶ老人から一晩の仕事と人生に関する講義を受ける。。。

ポイント
1) 人生とはくだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが何度も繰り返されていく
2) 試してみることに失敗はない
3) 明日は今日と違う自分になる
4) 遊び感覚でいろいろやって成り行きを見守る

ドラマ調でとても読みやすいです。そして,O'Hare空港というのが興味を引きました。これは仕事が楽しくない人への処方箋ですね。私は仕事を楽しんでいるので良いですが,毎日が仕事が退屈という人には効くかもしれません。3を意識するのはとても良いですね。4は蛇足か。
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by ikumuw | 2015-02-27 16:58 | books | Comments(0)

「大発見」の思考法

「大発見」の思考法 (文春新書)

山中 伸弥 / 文藝春秋



ノーベル賞受賞者 山中先生と益川先生の対談を収録した本です。タイトルの大発見の思考法が書かれているかどうかは怪しいところですが,双方の科学に対する考え方がよくわかる一冊です。私も科学者なので感覚的には近い感じがしました。まあ私の分野でノーベル賞をもらえることはないと思いますが。。。ともかく私も新しい発見をしたときの興奮を味わいたい。

特に米国でポスドクをしていた山中先生の国際学術コミュニティとの付き合い方は参考になりました。なかなか同じようにできないことは目に見えていますが努力します。

<備忘録>
・研究に関する情報量・スピードがあまりに増加し,一人で全てをカバーすることは不可能になっている → 分業化・組織作りが大事
・坂田昌一先生(名古屋大学の益川先生,小林先生の師)のことば
「最良の組織と最良の哲学があれば凡人でもいい仕事ができる」
「研究は一人の天才によって行われるものではなく,組織的に行われるものだ」
・益川先生の座右の銘:眼高手低 "目は肥えているが技能や能力は低いこと" → "目標は高く持ち,行動は着実に"と解釈
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by ikumuw | 2014-11-20 05:01 | books | Comments(0)

超訳孫子の兵法

超訳孫子の兵法

許 成準 / 彩図社



ゲームクリエーターによる孫子の兵法の訳本。原文の翻訳に解説を追加したもの。翻訳はわかりやすく,原著の内容をよく理解できた。古来より生き残っている兵法書だけあって,普遍的な内容が書かれている。解説は現代ビジネスでの例示が中心なのだが,その例が的確かどうかは怪しく蛇足の部分が多いと思う。この辺は解説に徹して短くした方が良かったと思う。
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by ikumuw | 2014-11-15 20:06 | books | Comments(0)

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

安宅和人 / 英治出版



なかなか内容のある本でした。本質的に答えを出すべき問題を見極めることからはじめ,アウトプットを効率的に出す方法を解説しています。著者が科学者(兼業?)という点も考え方が近いのかもしれません。

覚書
・「考える」と「悩む」はちがう
・労働者は時間ベースで仕事をするが,プロフェッショナルはアウトプットベースで仕事をする
・ビジュアル思考型の人は言葉に落とすことを心がける
・よいイシューの3条件:「本質的な選択肢である」「深い仮説がある」「答えを出せる」
・優れたチャートの3条件:「1チャート1メッセージを徹底する」「タテとヨコの比較軸を磨く」「メッセージと分析表現を揃える」
・自分の技となっている手法の豊かさが大事
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by ikumuw | 2014-10-29 00:33 | books | Comments(0)