カテゴリ:books( 228 )

聖書男

聖書男(バイブルマン)  現代NYで 「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記

A.J.ジェイコブズ / 阪急コミュニケーションズ


A.J.ジェイコブズ (著), 阪田由美子 (翻訳)

百科事典を一年間で読破に挑戦した著者が次は聖書に書いてあることを実践することに挑戦というハチャメチャな設定。聖書と一言に言ってもいろいろあるのでそれを片っ端から調べることから開始。そして,一年後には。。。聖書にこんなことが書いてあるんだと勉強になりました。毎日の出来事がユーモアあふれる日記形式でつづられていますが,率直に言って,話題が飛び飛びでストーリー性が無いので読みにくかったです。分量も一気に読むには多いです。まるで百科事典や聖書のよう。編集でもうひと工夫合ったら良いと思いました。
とはいえ,前作の百科事典の方も気になっています。
[PR]
by ikumuw | 2011-12-16 02:08 | books | Comments(0)

よくわかる身のまわりの現象・物質の不思議

よくわかる身のまわりの現象・物質の不思議 (理科年表シリーズ マイ ファースト サイエンス)

丸善出版


国立天文台による子供向け理科年表シリーズの第三弾です。今回は現象と物質をテーマにしています。全体として理科の参考書という感じです。子供が学校で勉強していて興味を持った項目を読むという用途に適していそうです。大人が読むなら読み物としてちょうど良いですが,子供にとってはやや難しく,読むには強い動機付けが必要でしょう。とはいえ,詳細を読まずともパラパラとめくって図を眺めるのも楽しいです。最後に放射能のことも書かれていて,ぴったりのタイミングで出版されたと思いました。
[PR]
by ikumuw | 2011-06-02 22:12 | books | Comments(0)

逆問題入門

岩波講座 物理の世界 制御する〈2〉逆問題入門

山本 昌宏 / 岩波書店


逆問題の数理に関する歴史から,基礎を概説する一冊。逆問題は工学にもたくさんありますが,本書は物理系の著者からの視点で書かれています。簡単に読めるの入門書です。これを読んでから参考文献で紹介されている本へ移るのが良いでしょう。
[PR]
by ikumuw | 2011-05-13 22:04 | books | Comments(0)

破壊・フラクチャの物理

岩波講座 物理の世界 物質科学の発展〈3〉破壊・フラクチャの物理

蕪木 英雄 / 岩波書店

岩波講座 物理の世界の一冊。破壊現象について連続体力学だけでなく,第一原理計算や分子動力学解析といった原子論に基づいた数値シミュレーションによるアプローチを中心にマルチスケールモデリングの視点から最近の研究成果を紹介しています。破壊力学の本としては他には見られない内容です。詳細を記述した教科書というよりは概略のみなので読みやすいです。研究者には最後の参考文献が役立ちます。
[PR]
by ikumuw | 2011-05-07 21:27 | books | Comments(0)

機械じかけの数学

機械じかけの数学 リーマンの定理、オイラーの公式への力学的アプローチ

マーク・レヴィ / 青土社


数学者が物理的に数学を考えるという意欲的な著書の翻訳。原題はThe Mathematical Mechanics。物理において厳密な議論を進める上で数学は必要不可欠なツールであることは間違いありません。それを逆向きに数学問題を物理的に考えることで簡単に理解/証明できるという内容です。物理や数学など学問領域がもっと曖昧だったはるか昔には,そういう考察がなされていたかもしれません。本書を読んでみても今となっては証明できているのか怪しい項目が多々ありますが,科学者としての直感を養う上では良い内容なのかもしれません。
[PR]
by ikumuw | 2011-04-28 06:59 | books | Comments(0)

ガリレオ・ガリレイの『二つの新科学対話』―静力学について

ガリレオ・ガリレイの『二つの新科学対話』―静力学について

ガリレオ ガリレイ / 鹿島出版会

400年前に活躍した科学者ガリレオ・ガリレイの著書『二つの新科学対話』の一部を翻訳したものです。

ガリレオガリレイといえば,天文学の研究者と思っていましたが,この本で扱われている対象は構造力学・材料力学です。当時は現在の構造力学,材料力学で使われている言葉もほとんどなかったので,力とモーメント,幾何学で議論を進めています。弾性論さえもなかったので,変形は議論されていません。破壊(塑性)限界を扱っています。当然ながら,教科書ではないので洗練した材料力学の内容ではありません。しかし,古代の人々がどのように力学を議論していたのかを知ることができる古典として,興味深い無いようです。構造力学・材料力学をマスターした後,読むと良いと思います。
[PR]
by ikumuw | 2011-04-13 21:30 | books | Comments(0)

鉄と鉄鋼がわかる本

カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本

新日本製鉄(株) / 日本実業出版社


新日本製鉄が広報誌での特集をまとめたものです。鉄鋼材料という工業材料がどのような手順で製造されているかをカラーの図解と共に詳しく説明されています。非常にわかりやすく,ポイントも抑えられているように思います。

最新技術を紹介した”鉄の未来が見える本”とともに読むと,世界をリードする日本の鉄鋼開発を知ることができるでしょう。
[PR]
by ikumuw | 2011-04-09 10:42 | books | Comments(0)

行列で最小二乗法を理解しよう

測量技術読本 行列で最小二乗法を理解しよう

小白井 亮一 / 山海堂


最小二乗法と測量について読み物風に書かれた教科書です。本自体はやや分厚いですが読み物風で読みやすいです。特に,前半の数学的背景に関する記述が楽しく読めました。観測データから仮定との誤差が最小になるように近似値を求める最小二乗法と測量との関係もよくわかると思います。測量は大学で勉強しましたが,数学的背景が重要と思います。教科書と併用すると良いと思います。
[PR]
by ikumuw | 2011-03-30 08:23 | books | Comments(0)

職業としての科学

職業としての科学 (岩波新書)

佐藤 文隆 / 岩波書店


理論物理学の研究者である著者が,科学者という職業について述べた本。科学者という職業がどのように生まれたかということについて,欧米や日本の状況を歴史的背景から解説し,論を展開しています。内容は興味深いですが,ところどころ難しい。。。
日本は科学技術立国を目指しているわけで,そこで科学者・技術者という職業は主要な役割をになっています。本来は夢のある職業と思いますが,現実には博士号を取得すると就職難に直面し,その後も次々と困難に遭遇します。まるで宿命のように。職業として目指すには非常にリスクが高い。そこは科学者が仕事をしやすい社会システムを構築していかなければならないでしょうね。よろしくお願いします。
[PR]
by ikumuw | 2011-03-24 00:34 | books | Comments(0)

動き出したレアメタル代替戦略

a0002458_22175750.jpg
動き出したレアメタル代替戦略
原田 幸明 (著), 河西 純一 (著)

中国のレアアース規制で注目されたレアメタル・レアアースの代替戦略についての本です。

日本の一番の輸出製品は実は工業素材であり,現状では日本でしか作れない特殊な素材にレアメタル・レアアースが使用されています。そのため,日本は特に敏感であることになります。日本では4年前くらいから国家プロジェクトとして取り組んでおり,多くの成果が出ていて,この分野では世界をリードしているようです。このような背景から具体的な代替技術の例まで,レアメタルに関連する情報が集約されています。霞ヶ関で売れているらしいです。

代替材料の創出には観察技術・予測技術・制御技術といった最新の科学技術が不可欠であり,資源が乏しく,科学技術立国を目指す日本としては命運がかかっていると言えるかもしれません。
[PR]
by ikumuw | 2011-03-08 22:18 | books | Comments(0)