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座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本

a0002458_13331356.jpg座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本
齋藤 孝 (著)

この本は親交が深かったエッカーマンとゲーテの対話を収録した『ゲーテとの対話』を指南書の売れっ子作家(?)の斎藤孝氏が独自の視点で解説したものです。『ゲーテとの対話』はさまざまなテーマについて触れられていて名著なのですが、3巻からなる大作、普通の人が手を出すにはなかなか重い。そこで、本書の登場です。斎藤氏の経験した出来事を踏まえて、現代風に解説し、かつ、素直な読みやすい文体で書かれています。
章立ては『集中する。吸収する。出会う。持続させる。燃焼する。』という人生を豊かに生きるために必要不可欠な5つのカテゴリーからなり、まさに壁に突き当たったときに開いて自分の欲しいヒント・方法論を探すことができるようになっています。
もちろん、原著『ゲーテとの対話』から見れば情報量は少ないですが入門編として身近においてゲーテと対話できる一冊です。
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by ikumuw | 2005-09-29 13:33 | books | Comments(0)

文鳥・夢十夜

a0002458_13112775.jpg文鳥・夢十夜
夏目 漱石 (著)

小品というのは日本文学特有の形式らしい。随筆と小説の中間的な感想文とも思えるあいまいなジャンル。この本は文鳥と夢十夜をはじめとする漱石の小品集。

文鳥は漱石の門下生だった鈴木三重吉がくれた文鳥の観察日記だ。はじめは熱心に世話をしようとするがあるとき、忘れていても家の世話人が世話をしてくれるということに気づき、ほとんどやらなくなっていくのだが、ある冬の日に世話人も忘れて文鳥は凍死してしまう。そして、世話人を怒る。おしまい。

夢十夜は「こんな夢を見た。」ではじまる漱石が見たと思われる10の夢を書いたもの。こんなにリアルに夢をおぼえているものかな。見た夢の詳細までを文章にするっていつかやってみたい。

その次の永日小品青空文庫で読めるみたいです。他にもいくつかありますが現代語でないこともあり疲れました。。。ま、たまには古典に触れてみるのも良いでしょ。
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by ikumuw | 2005-09-28 13:11 | books | Comments(0)

ビッグバードが教えてくれた大切なこと

a0002458_13445363.jpgビッグバードが教えてくれた大切なこと
キャロル・スピニー (著), J.ミリガン (著), 舩渡 佳子 (翻訳)

セサミストリートはご存知の通り、就学前教育を目的としたTV番組で、さまざまなマペットや派ペットが登場する。この本はセサミストリートのメインキャラクターであるビッグバード(とオスカー)の中に入っているキャロル・スピニー氏の自伝です。セサミーストリートはかなりの長寿番組なのですが彼は創成時から中心となって関わってきた人物なのでセサミーストリートがどのように産まれ、発展し、世界中に広まって行ったかなどが内輪の話を交えて26のエピソードで綴られています。セサミストリートファンは必見。
セサミストリートと出会い、国交がほとんどなかった時期の中国へ行き、数々の賞を受賞することができたのはお金や名声ではなく、地域や世界に貢献できるやりがいのある仕事をしたいという夢を持ち、自分を信じて進み続けるという一貫した姿勢を通してきた結果だという著者の人生観がひしひしと伝わってきます。以下、引用
  僕が学んだ第一の教えは、夢を持つことの大切さで、第二はその夢を信じることだ。
  信じる以外、夢をかなえる道はない。

 原著 "The Wisdom of Big Bird "
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by ikumuw | 2005-09-25 13:44 | books | Comments(0)

eastview

a0002458_18293938.jpgeastview
Monkey Majik

HMVの前を通ったらサイン会をしていたのでまたついつい買ってしまった。私はサインに弱い。
Monkey MajikはこのBlogに2回登場してますが仙台を中心に活動しているカナダ人のプラント兄弟を中心とするインディーズバンドです。4人バンドだったんだけどどうも一人脱退したらしい。

今年に入ってミニアルバム(マキシシングル?)を2度リリースしていて1枚目の方を聞いて結構がっかりしていたんですけど、アルバムはやはりアルバムらしい完成度でした。まずまずです。ミニアルバム収録曲が入ってないのが残念。

11曲中、日本語の曲では5曲だけど良いんです。英語の方が良いから。その中では3曲目のAll my lifeが好き。9曲目のDecayはムラサキスポーツのCMで流れているみたい。
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by ikumuw | 2005-09-24 18:30 | music | Comments(0)

Cinderella Man

a0002458_21291227.jpgなんもかもほめるわけやないけど、エエモンはエエですよ。
この映画、ほんまグワーっと来るわ。(井筒和幸監督)

ボクシング映画は好きなのです。リアルな試合自体はそんなに見ないけど。この映画は実際に存在したヘビー級チャンピオンのお話。時代は世界大恐慌のころ、1930年代かな。一時期は活躍し、KOされたことのないベテランボクサーJim Braddockは貧乏生活を送っている(株で大損した?)。時代が時代なので仕事がない。怪我続きで昔の面影はないが細々とボクシングを続けている。ある日、拳を骨折しているにもかかわらず生活のために試合に出て、ライセンスを剥奪される。大きな収入源を絶たれその後はさらに困窮を極めるが、あるとき世界ランキング2位の選手の相手が怪我をしたため、急遽招集される。引退試合のつもりで出た試合で勝ってしまう。その後、彼に便乗してお金儲けをしようという思惑とともに次々試合をこなし、最終的には。。。
テーマは2度目のチャンス。大恐慌という時代に多くの人に希望を与えたのでした。Braddockは結構長生きしたみたい。最終的に幸せになったこともCinderella Manだ。それにしてもこの映画で最後に描かれた試合の後も数年ボクシングを続けたようだがいったい何歳だったんだろう。Russell Croweが演じているからてっきり40歳を越えてるのかと思ったが。。。もうちょっと若い役者で良かったんじゃないかね。
Jim Braddock。こんなにすごいチャンピオンがいたことをみんな知ってるのかな。時代が古すぎるのかな。まじめなノンフィクション映画です。上映時間140分強とちょっと長いけど良いです。
公式サイト
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by ikumuw | 2005-09-22 20:59 | movie | Comments(0)

秘密。―私と私のあいだの十二話

a0002458_12121130.jpg秘密。―私と私のあいだの十二話
ダ・ヴィンチ編集部

ダ・ヴィンチ関連続きます。この作品は「君へ。」の続編と言えるかもしれない。ダ・ヴィンチなどに連載された日本テレコムShortTheater「心をつなぐ言葉たち」ほかをまとめたものです。エッセイではないけど。一編の長さは3、4ページと同じくらい。一人の作家が2編ずつ書いていて2つで1セット。2名の登場人物の視点から同じストーリーを描く。例えば、はじめの吉田修一さんの作品は運送会社の配達人と荷物を受け取る人。異なる話が交差していたり、違う視点で描かれたり、とてもおもしろい趣向です。
個人的に好きなのは森絵都さんの「彼女の彼の[彼の彼女の]特別な日」かな。男女の出会いを描いています。森絵都さんといえば今年の夏も『DIVE!』が書店に平積みされてました。青春スポ根作品です。こちらもオススメ。

さて、ダ・ヴィンチの3冊を読んできて私の評価は
   君へ。 > 秘密。 > ありがと。
ですね。『君へ。』と『秘密。』は傑作です。とりあえず、読んで好きな作家を探すというように使ったら良いのではないでしょうか。
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by ikumuw | 2005-09-21 12:11 | books | Comments(0)

ありがと。―あのころの宝もの十二話

a0002458_13391691.jpgありがと。―あのころの宝もの十二話
ダヴィンチ編集部

この本は君への続編というわけではないがダ・ヴィンチ関連の書籍。こちらはWEB ダ・ヴィンチというダ・ヴィンチのHPで連載されていた「あのころの宝もの」が基になっている。正直言って、WEBで公開されているものは雑誌に公開されているものよりも質が落ちる。そして、私はブラウザなんかで活字を追いたくない。

中身は女性作家の12の短編。君へのようにエッセイを期待して買うとがっかりする。一編の分量も多いし。全体的に軽いタッチでみずみずしい女性らしい文章が多いが、「何だこれは!!」という駄作もある(本音)。

それにしてもおもしろい短編を書くというのはすごいことだな。短い文章の中に背景描写とストーリー、自分なりのアクセントを詰め込んで、さらに読者をひきつける展開が用意されている。尊敬する。

12人の作家の作品を読んで気に入ったものがたくさんあったら良いですね。という感じの本。
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by ikumuw | 2005-09-19 13:39 | books | Comments(0)

蔵王エコーライン

a0002458_1503747.jpg蔵王エコーラインは遠刈田温泉、青根温泉のある宮城県側から蔵王山頂上付近を通って山形県側へ抜ける無料の観光道です。蔵王山の頂上が標高1841mなので1750mくらいまで道路があることになるでしょうか。谷の向こう側に2つの滝が見られる滝見台という展望台や山岳修験所(?)の蔵王寺を通り、頂上には火口湖として有名なお釜があります。エコーラインから分岐するお釜への道はハイラインといって有料道路。

休日になると自動車であふれ、排ガスでせっかくの新鮮な蔵王山の空気が台無しになってしまいます。自然を観光資源とするときにはもう少し配慮が必要なのではないかと危惧の念を抱きました。立山みたいに下からはバスで登るようにすれば良いのに。ちなみに私は自転車で登ります!!

画像はお釜から仙台側のエコーラインが通る方角を臨んだものです。ここから延々と続く約16kmの坂道。Google Earthで作成。
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by ikumuw | 2005-09-18 14:28 | Comments(0)

Twentythree

a0002458_22324142.jpgTwentythree
Tristan Prettyman

最近、サーフ系ばかり聞いてます。あれとかこれとか。このCD、発売当初にCDショップで耳にしたのですがあまりにJack Johnsonにフィーリングが似ているので気が引けて買うまでに時間がかかりました。でも、良いものは良いです。ハスキーでカッコイイ声です。サーフ系は女性が少ないらしいのでユニークではあるかもしれない。

<2006年1月29日追記>
広島であったライブに行ってきました。悪くないっすよ。この辺のライブ音源がオススメです。
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by ikumuw | 2005-09-17 22:31 | music | Comments(0)

君へ。―つたえたい気持ち三十七話

a0002458_14552679.jpg君へ。―つたえたい気持ち三十七話
ダ・ヴィンチ編集部

これは雑誌ダ・ヴィンチのコミュニケーションをテーマにしたコラムをまとめたエッセイ集です。ダ・ヴィンチの企画だけあってそうそうたる面子が書いています。ひとつ1500字くらいかなぁ。最後に写真と直筆で作家の一言で締めくくられます。一番好きなのは、、、選べない。とにかくすばらしい一冊です。ここまでの本は久しぶりだなぁ。超オススメ。
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by ikumuw | 2005-09-08 14:55 | books | Comments(0)