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比叡山 天台宗開宗1200年

a0002458_18233215.jpg比叡山 天台宗開宗1200年

先日、京都観光の際に比叡山に登ってきました。比叡山には延暦寺という世界遺産にも登録されているお寺があります。延暦寺は1200年前に最澄によって開山されました。最澄によって開かれた天台宗は日本で確立されたはじめの仏教です。2007年1月27日が開山1200年の日でした。私はこの日にあわせて行ってきたのです。

延暦寺は主に東塔、西塔、横川の三つのエリアからなっています。東塔には根本中堂という中心的な仏堂があります。開山1200年記念の法要もここで行われました。根本中堂の本尊は薬師如来ですが普段は開帳されておらず見ることはできません。今回開山1200年記念ということで大晦日からこの法要まで公開されていました。最澄が作ったと伝えられる本尊は素朴な姿でした。また、ここには1200年絶やすことなく守られてきた不滅の法灯もあります。

萬拝堂も興味深かったです。ここには日本全国の神社仏閣の神、仏がまつられています。この辺は多神教である日本の文化のうえに構築された仏教ならではなのでしょう。このほか、東塔には行く年、来る年でつかれている鐘があります。1回50円でつくことができます。

東塔へのアクセスですが京都側からはケーブルカーとロープウェーを乗り継いでたどり着くことができます。また、京都市内からバスも出ているようです。滋賀側からは日本一の長さという坂本ケーブルでたどり着けます。坂本ケーブルの駅舎は大正時代に作られたもので、これ自体重要文化財だそうです。坂本もたくさんの神社仏閣があるようでした。

比叡山は見どころ満載。他のエリアも次の機会に行ってみたいと思います。
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by ikumuw | 2006-01-31 18:24 | sightseeing | Comments(0)

気くばりのツボ

a0002458_1832190.jpg気くばりのツボ
山崎 拓巳

著者はあるとき自分のキャラクターを変えることに興味を持ちました。そして、気配り上手な人を観察し、その行動を研究したのです。その研究成果である気くばりのツボをまとめたものです。「こんな態度で人と接することができたら良いのに、こんなことしてもらったらうれしいな。」多くの人ががそう思う態度、行動を使用例とポイントとともに紹介しています。

自分を変えるためには、もちろん読むだけではだめです。ここに書かれているような行動を、柄に合わないかもしれないけど、とにかく実行し、続ける。そうすれば、いつかそれが自分のキャラクターになっていくそうです。その考えは私も間違っていないと思います。少しの心がけで自分の個性や人間関係も変えることができる。

紹介されているツボは25あります。その中には私が自然に心がけているものもたくさんありました。気配り上手を目指してこれからまた精進します(笑)。
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by ikumuw | 2006-01-29 22:57 | books | Comments(0)

ハンバーガーを待つ3分間の値段

a0002458_18302245.jpgハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術
斎藤 由多加

ちょっと変ったタイトルのこの本、あのシーマンやタワーを作ったゲームクリエーターの書いたエッセイです。内容は『ほぼ日刊イトイ新聞』と『雑誌DIME』の連載を編集・加筆してまとめたものです。

著者は社会生活で違和感を感じたり、腹を立てたりしたら、『これをゲームにしてやる!!』と思うそうです。著者にとってゲームを作るということは社会にクレームをつけると同じことなのだとか。ひねくれていますが、それが天才ゲームクリエータの発想術なのです。そんな著者がデジカメという文明の利器を手にして以来、ことあるごとに画像としてその違和感のある光景を納めてきました。本書はその画像に文章をつけたものです。

タイトルのハンバーガーを待つ3分間の値段というのは本書の中のひとつの話。ファーストフード店で希望の商品が品切れ。そこで店員さんの言う「3分間かかります」。3分間待つってファーストフードではないな。こんな状況ってあります。著者はこの状況から考察し、消費者の行動と店舗側の配慮について発展させています。

ほかの話もごく当たり前の風景にひそむ違和感を独自の視点から観察し、考察しています。奇抜な想像力を持つゲームクリエーターの普段考えていることを垣間見れる一冊です。
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by ikumuw | 2006-01-28 22:47 | books | Comments(0)

京都国立博物館

a0002458_0185658.jpg京都国立博物館

京都出張のついでに行ってきました。場所は三十三間堂の隣。入場して正面にある建物は特別展を展示する場所みたいですがこの建物自体かなり歴史のある感じの建物です。常設展は左手の新館。右手(三十三間堂側)には新しくできたらしいカフェがありました。

京都ということで博物館の展示内容も仏像、焼き物、何から何までも古いものが多いですね。仏像好きとしてはまずは仏像。国宝の多聞天立像の他、国内外のものが展示されてます。奈良に行くと見るとすぐにわかる慶派の力強い作品が多いですが、こちらはそれよりは歴史が古い感じです。焼き物もなかなか。焼き物のことはほとんど知りませんが良いものはやはり味があって良いです。屏風・襖絵がこれまた圧巻。狩野山楽の龍虎図屏風は迫力があって引き込まれそうでした。 屏風絵はなかなか面白いね。

また、新春特集陳列として京都社寺伝来の名刀、神像と獅子・狛犬の展示をやっていました。刀には興味津々。織田信長が桶狭間で今川義元から奪った刀とか豊臣秀吉が奉納した刀とかありました。奉納されている刀というのは武器として作られたものと違うのか鏡のようにきれい。そして、鞘の装飾はかなり手が込んでいてまさに美術品。作者を見ると刀鍛治や仏師と同じように鞘職人も売れっ子がいたようです。狛犬と獅子は新年恒例の展示らしい。多くの神社にあってそれぞれ違う表情をしているっていうことを今まで意識してなかったけど、これは面白いかもしれない。ちなみに角があるのが狛犬で無い方が獅子です。

博物館って好きだなぁ。特別展が無かったし、東京国立美術館ほど大きくないけど、まともに見ると疲れます。
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by ikumuw | 2006-01-25 19:31 | sightseeing | Comments(2)

四月ばーか

a0002458_18274494.jpg四月ばーか
松久 淳 (著), 田中 渉 (著)

あの天国の本屋の作者の小説です。主人公守山のマンションに友人今野と朋子が居候としてやってきて過ごす話。恋愛小説というわけではないが、それぞれキャラクターの濃い登場人物たちの恋愛に対する価値観やお互いの関係が相変わらずの読みやすい文体で描かれている。守山は売れっ子デザイナー。諸事情により一人で広いマンションに住んでいる。今野は美容師で髪を触ると年齢をはじめその人のいろんなことがわかる特殊能力を持っている。ちょっと変った性癖あり。朋子は突然帰国した海外を渡り歩いている女性。なんだか守山の恋愛感というか好みが自分と似てるなぁと思った。

本書は3話に分かれていて、メインの第1話は守山たちが一緒に住み始めて今野と朋子が出て行くまでの1ヶ月間の話。第2話は朋子が帰国して会いに来た人の視点から書かれた話。よく読むと第1話と人間関係が絡み合っている。第3話は第1話の後日談。第1話はストーリーで、第2話は本書のテーマが文章化されている。そして、第3話はオチ。っていう位置づけって感じかな。これが本書のちゃんと人間関係を把握するために2回読むことをおすすめします。

第2話冒頭より
  『人と人が出会うということはね、出会ったという事実よりも、もっと深い意味がある』
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by ikumuw | 2006-01-24 18:27 | books | Comments(0)

Root of my mind

a0002458_22272879.jpgRoot of my mind
コブクロ

コブクロの5th(メジャー)アルバムNAMELESS WORLDがリリースされて、私の中でちょっとまたコブクロ熱が発生している.コブクロはJ-POPの中では数少ないお気に入りのアーチストだ。曲にオリジナリティがあるし,ラブソングなんてとってもせつない。たぶん、同世代で共感できる何かが歌に込められているんじゃないかと思う。

シングルもリリースされ、年末はかなりかかっていたNAMELESS WORLDに収録されている『桜』。この曲、実はインディーズのときにリリースした2ndアルバムに収録されている.このアルバムには『桜』だけでなく『DOOR』とか『轍-わだち-』も収録されている。少々インディーズっぽさは漂っているがなかなか良い。

なんといってもインディーズの2ndと3rd ANSWERはジャケットが良いね。メジャーデビューしてからのアルバムのジャケットはちょっと微妙。最近のアルバムはましになってきたかな。ちなみに次にインディズアルバムからシングル化されるとしたら『そばにいれるなら』っていう曲じゃないかと思います。

メジャーアルバムの中では3rdアルバムSTRAIGHTがオススメです。それから雪の降らない街という絵本を出しているのですが、誰か私に下さい。
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by ikumuw | 2006-01-19 22:27 | music | Comments(0)

TODAY

a0002458_14401173.jpgTODAY
松永貴志

天才ジャズピアニストと呼ばれる松永貴志の3rdアルバムです。最新は4thで先日出たばかり。とにかく若い。17歳でデビューしてまだ20歳。

この3rdアルバムは2004年の作品。基本的にピアノ、ベース、ドラムのスリーピースで演奏されています。楽曲はほとんどオリジナルなんですが若いのにすごくトラディショナルなジャズらしいジャズです。有名なところでは報道ステーションのテーマ曲Openmindが収録されています。演奏も超上手いのでジャズ通も納得でしょう。

才能があふれている感じでニューアルバムも要チェック。公式サイトはここ
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by ikumuw | 2006-01-16 14:41 | music | Comments(0)

LOAD OF WAR

a0002458_1695282.jpgLOAD OF WAR

史上最強の武士商人と呼ばれた男Yuri Orlovの半生を描いた映画。Yuriの家族は小さな飲食店を営んでいる。弟はコックを目指す。父は宗教に凝っている。Yuriはあるとき思い立ち武器商人をはじめる。やるなら夢は大きくと弟に手伝わせて世界を渡り歩く。めきめきと才覚を表し、ビジネスは拡大。そして、ソ連崩壊でさらに拡大。インターポールの手からも合法・非合法ぎりぎりの線で逃れる。妻子には貿易業と偽って武器商人として二重生活を続けているYuri、家族のために脚を洗ったこともあったが世界情勢と才能がそれを許さない。某国の大統領が自宅まで買い付けに来てしまったり。

とにかくNicolas Cageの演技が味があって良い。なかなかのはまり役ではないだろうか。ビジネスに不可欠な巧みな話術から、高嶺の花をくどく方法までクールで多彩な表情でこなす。後半の武器商人ならではの苦悩を描く部分も秀逸。

派手なアクションは無いが、現実味のあるストーリーは迫力がある。劇中に登場している銃器はすべて本物らしいし、Yuri Oriovは架空の人物だが実際の武器商人にインタビューして作成されているとか。特に、Yuriは現在の紛争多発地帯であるアフリカへよく行くが、そこで描かれる惨状は信じ難いものがある。これが世界で起こっている真実なのか。。。この映画で描きたかったのはこの辺かもしれない。それと事実上、先進国が最大の武器商人であること、政府が武器承認を容認していることが最後に述べられている。実はかなり社会派な映画です。
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by ikumuw | 2006-01-14 16:10 | movie | Comments(0)

Mondovino

a0002458_161956.jpgMondovino

この映画はワインのグローバリゼーションを扱ったドキュメンタリーです。昔はヨーロッパだけで生産され,消費されていたワインが今や世界中で生産され,世界中で飲まれています。その影にはワインコンサルタントや大企業,評論家の働きがあり,そういった世の中の流れと古来からのワイン作りを行う人々とのあつれきなどが関係者のインタビューを通して描かれています。

ワインのグローバリゼーションはMondavi一族からはじまり、カリフォルニアから全世界へと進出していきます。MondaviとかOpusOneとか有名ですね。MondovinoっていうのはMondavi一族の全世界進出によるワインのグローバリゼーションのことなのかな。ちなみに現在、Mondavi一族は経営の方からは締め出されてしまっているとか。

映画の前編に登場するワインコンサルタントのMichel Rolland。彼はFlying wine makerと呼ばれ世界中のワインの生産者にアドバイスをしています。それは彼が世界中の人に受け入れられる味とそれを作り出す技術を知っていることを意味します。本来、ワインは土地、生産者特有の味があるはずですが、世界中でRollandのワインが生産されるということはワインの味が画一的なものになってしまうことにつながります。また、世界のワイン動向に最もインパクトがある人物はRillandの友人でもあるワイン評論家Robert Parker Jr.で、彼の評価次第でワインの価格が変化してしまいます。すると生産者はParker好みのワインを作ろうとする。そして、またワインの画一化に拍車がかかる。具体的には、以前のものは15年くらい寝かせて、はじめて真の味が楽しめるようになったのに対して、現在のワインは熟成させなくともはじめからおいしく飲めるように作られているとか。

なんだかワインのことよりも大量消費社会と生産者(特に伝統的な職人技術)の関係について考えさせられました。映画のコピーは
  「この映画を見ると、明日選ぶワインが変わります」
というものでしたが、変わったかなぁ。雑学は増えましたね。
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by ikumuw | 2006-01-09 16:00 | movie | Comments(2)

ユビキタス社会のキーテクノロジー

a0002458_113125100.jpgユビキタス社会のキーテクノロジー
東倉 洋一 (著), 上野 晴樹 (著), 山本 毅雄 (著), 三浦 謙一 (著)

ubiquitousというのはラテン語で「どこにでもある」という意味でユビキタス社会というのはどこでも情報端末を利用できる社会のことを言います。情報端末というのはPCのようなものだけを指すわけではなく例えば、家電製品すべてが情報端末の役割を果たすことができるようなイメージです。現在、携帯電話でどこでもインターネットにアクセスできますがあれはユビキタス社会への第一歩です。コンピューターが空気のような存在になる社会、それがユビキタス社会。空気のような存在というのはどういうことかというと、現状は携帯電話のような情報端末を身につけている段階ですが、さらに進展すると人間に内蔵されます。それがあるのが当然かのように。まるでSFの世界。

本書では4人の著者がユビキタス社会やその実現に必要なキーテクノロジー(インターフェイス・ロボット・グリッド)の解説や現状と今後の展開を述べています。もともと国立情報学研究所の市民講座の講演内容をまとめたものなので、こういったことになじみのない人でも読むことができると思います。先端技術の歴史的背景はとても興味深かったです。グリッドはいかに高速に計算するか、膨大なデータを保存するか、ということなので一般市民にとっては興味の低い部分かもしれません。
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by ikumuw | 2006-01-07 11:31 | books | Comments(4)