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リヤカーマン アンデスを越える

a0002458_10274981.jpgリヤカーマン アンデスを越える
アタカマ砂漠、アンデス山脈越え1000キロ徒歩横断

永瀬 忠志 (著)

リヤカーを引いて世界を歩いているリヤカーマンこと永瀬 忠志さんの旅行記。今回はチリの太平洋岸の街アントファガスタからアルゼンチンのヘネラルグエネスまで。途中,世界で最も乾燥していると言われているアタカマ砂漠・潮湖や忍耐という名の平原,標高4,000mを越えるアンデス山脈の山々を200kg以上もあるリヤカーを引きながら越えて行きます。リヤカーなしならもっと楽ではないかと思っていましたが,読んでみて旅に必要なものを持ち運ぶために必要ということがわかりました。

構成としては
第1章:これまでの旅と今回の旅に臨むことになった経緯
第2章:旅の準備
第3章:アタカマ砂漠・潮湖
第4章:アンデス山脈
となっています。第1,2章はまとめてコンパクトにした方が良いんじゃないかという感はありますが,初めてリヤカーマンを知る人に対しては良いでしょう。旅の最中に毎日つけている日記を基にしているので永瀬さんの旅の過酷さが臨場感とともに伝わってきます、、、が過酷過ぎて現実味は無い(汗)。。。私も旅好きではありますが,こんな旅は遠慮させていただきます。砂漠や塩湖を回避せずに向かっていくあたり,真似はできないというか,間隔が普通の人じゃないと思いました。。。
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by ikumuw | 2008-12-31 10:27 | books | Comments(0)

Kaori Muraji Plays Bach

a0002458_22143436.jpgKaori Muraji Plays Bach

クラシックギタリスト村治佳織さんの新作。全曲Bach。BachゆかりのLeipzigで録音したとのこと。前半はチェンバロ協奏曲をギター用に編曲したもので,後半はソロ。どちらも良いですね。演奏はもちろん編曲も素晴らしく,まるで原曲もギターのために作られた曲のようです。他のストリングスと一緒に鳴らすとギターは隠れてしまうイメージでしたが,見事な主役でイメージが変わりました。そして,SHM-CDの限定版ということで音も非常に良いです。
村治さんのCDは久しぶりに買いましたが,とても良い内容で満足でした。2月のコンサートが楽しみ。
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by ikumuw | 2008-12-28 22:14 | music | Comments(0)

有限要素法

a0002458_18415279.jpg有限要素法
Jacob Fish,Ted Belytschko
山田貴博(監修),永井学志,松井和己(訳)

計算力学分野で二人を知らない人はもぐりでしょう!というほど著名なFish先生とBelytschko先生が書いた英語の教科書"A First Course in Finite Elements"を私も親交のある先生方が翻訳した有限要素法の教科書。

有限要素法に関する教科書は洋書では毎年,さまざまな本が出版されています。もちろん,和書でもいくつか見られます。和書としては,大学の教科書として書かれていたり,市販ソフトウェアのユーザーを対象とした実用的な視点から書かれたものがほとんどです。一冊で有限要素法の数学的背景から細部まで体系的に学べる日本語の教科書は見当たらないというのが実情でした。まあ,大学院生以上は洋書を読みなさいということでもあります。とはいえ,母国語で学ぶと効率的に学習できることは否めません。

手法としての有限要素法に言及した教科書の翻訳本としては,Zienkiewiczらの一連の著書があります。これらはバイブル的な存在ではありますが,現在では少々情報が古くなりつつある上,分量が多く(2冊に分かれていたりする),研究者でも手に取るだけで気が滅入ってしまいます。これに対して,本書は少々,文字は小さくなっているものの,ページ数も400ページ未満に抑えられており,教科書として標準的なサイズに収まっています。もちろん,数値計算手法としての有限要素法を応用数学の観点から"First Course"ではない内容まで体系的に学ぶことができ,理解を助けるための例題や章末問題も原著のまま豊富にあります(章末問題の解答は見当たらないのでたぶん訳者に問い合わせることになるんでしょうね)。特に,1章に書かれている有限要素法の歴史は必読です。また,本書の最大の特徴はABAQUS Student Editionが付属していることです。同じものを単体で購入すると1万円程度,本書を買えばほぼ同じ値段で教科書が付いてくる。

大学・大学院生から仕事で市販ソフトウェアを使用している人までレベルと用途に合わせて学べるので,有限要素法に関連する人は手元に一冊あると良いと思います。

なお,原著はいくつか誤植があったらしいですが,翻訳版は修正されているそうです。
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by ikumuw | 2008-12-27 18:41 | books | Comments(2)

ブリッジマンの技術

a0002458_9123766.jpgブリッジマンの技術
鎌田 浩毅 (著)

火山学者が書いたコミュニケーションの本。

各個人の持つ考え方の枠組みをフレームワークと定義する。定義の通りフレームワークはそれぞれ違いがあり,生活習慣や育った環境によっては全く異なるものとなる。つまり,フレームワークが異なる人同士の円滑なコミュニケーションは難しくなってくる。このフレームワークの差異を両者の橋渡しをすることで埋める人がブリッジマンである。著者は防災のために火山について一般市民に講演をすることが多く,また,大学教員なので大きくフレームワークの異なる学生に授業をしている。それらの経験を基にブリッジマンとしてどのように心がければ良いかが説明されている。そして,最後には本書の内容と科学との関係を考察(この部分は少々蛇足な感じはする)。

私と著者のフレームワークは割と近そうなので,読みやすかったですし,書いてあることもほとんど納得でした。フレームワークという概念はこれまでもイメージでは持っていましたが,今後は明確に意識できそうです。
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by ikumuw | 2008-12-24 09:12 | books | Comments(0)

WALL・E

a0002458_732116.jpgWALL・E

汚染が進み劣悪な生活環境となった地球を捨てて人類は宇宙へ飛び立った。留守中の地球のゴミを整理するために作られたロボットたちも年月が経つに連れて故障していく。掃除ロボットの生き残りであるウォーリーは一人で地球の掃除を続けている。友達はゴキブリ一匹だけ。そんな日,最新型の調査ロボット イヴが宇宙からやってきた。イヴはウォーリーの持つ植物を見つけると宇宙船に信号を送り,宇宙へ帰ろうとする。そして,ウォーリーもイヴと共に宇宙へ。。。

ディズニーの最新映画です。細かいところは抜きにして,大枠としては良くできていて楽しめました。人類が700年も留守にしていたのに地球の環境が改善されていないのはショック。人類の宇宙での退化ぶりも皮肉たっぷりでした。できれば吹き替えでなく,字幕で見たかった。
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by ikumuw | 2008-12-22 07:39 | movie | Comments(0)

Cloverfield

a0002458_23111429.jpgCloverfield

日本へ栄転するロブのサプライズパーティを開催している最中,マンハッタンに怪物が出現し,町はパニック。サプライズパーティのビデオ撮影をしていたハッドは混乱の中,撮影を続ける。。。

エイリアン+ブレアウィッチプロジェクトという感じ。事前に撮影されたビデオの最後のシーンで何かが飛来する映像が写っているのでエイリアンなんでしょうね。ゴジラを参考にしているらしいですが,大物エイリアンだけでなく,子供エイリアンも出現して,噛み付かれると毒で死ぬというところが,深刻。たぶん,あれが無いと物足りないってことでしょうね。最後はなんとか生還してハッピーエンドと思ったら,やられちゃいました。続編はあるのかな。
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by ikumuw | 2008-12-20 23:20 | movie | Comments(0)