「大発見」の思考法

「大発見」の思考法 (文春新書)

山中 伸弥 / 文藝春秋



ノーベル賞受賞者 山中先生と益川先生の対談を収録した本です。タイトルの大発見の思考法が書かれているかどうかは怪しいところですが,双方の科学に対する考え方がよくわかる一冊です。私も科学者なので感覚的には近い感じがしました。まあ私の分野でノーベル賞をもらえることはないと思いますが。。。ともかく私も新しい発見をしたときの興奮を味わいたい。

特に米国でポスドクをしていた山中先生の国際学術コミュニティとの付き合い方は参考になりました。なかなか同じようにできないことは目に見えていますが努力します。

<備忘録>
・研究に関する情報量・スピードがあまりに増加し,一人で全てをカバーすることは不可能になっている → 分業化・組織作りが大事
・坂田昌一先生(名古屋大学の益川先生,小林先生の師)のことば
「最良の組織と最良の哲学があれば凡人でもいい仕事ができる」
「研究は一人の天才によって行われるものではなく,組織的に行われるものだ」
・益川先生の座右の銘:眼高手低 "目は肥えているが技能や能力は低いこと" → "目標は高く持ち,行動は着実に"と解釈
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# by ikumuw | 2014-11-20 05:01 | books | Comments(0)

超訳孫子の兵法

超訳孫子の兵法

許 成準 / 彩図社



ゲームクリエーターによる孫子の兵法の訳本。原文の翻訳に解説を追加したもの。翻訳はわかりやすく,原著の内容をよく理解できた。古来より生き残っている兵法書だけあって,普遍的な内容が書かれている。解説は現代ビジネスでの例示が中心なのだが,その例が的確かどうかは怪しく蛇足の部分が多いと思う。この辺は解説に徹して短くした方が良かったと思う。
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# by ikumuw | 2014-11-15 20:06 | books | Comments(0)

FEW spirits

a0002458_55821.jpgFEW spirits

日本はもちろん,以前住んでいた英国に続いて現在住んでいる北米もwhiskeyの一大生産地である。近所に小さいwhiskey工場があって,そちらのwhiskeyはやや高いので自分では買えないが店や友達の家では何度か飲んだ。日本へ帰国する際の土産はこれに決定である。

日本や英国では大麦麦芽から作ったモルトウィスキーや穀物から作ったグレインウィスキーと混ぜたブレンデッド・ウイスキーが一般的でコーンやライ麦が主原料のウィスキーは主流ではないが,米国ではこちらがほとんど。どうやら私は生粋の日本・英国ウィスキー派のようで違和感がある。カナディアンウィスキーはまあそちらに近い気がします。比較的安いし。
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# by ikumuw | 2014-11-06 05:41 | sake | Comments(0)

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

安宅和人 / 英治出版



なかなか内容のある本でした。本質的に答えを出すべき問題を見極めることからはじめ,アウトプットを効率的に出す方法を解説しています。著者が科学者(兼業?)という点も考え方が近いのかもしれません。

覚書
・「考える」と「悩む」はちがう
・労働者は時間ベースで仕事をするが,プロフェッショナルはアウトプットベースで仕事をする
・ビジュアル思考型の人は言葉に落とすことを心がける
・よいイシューの3条件:「本質的な選択肢である」「深い仮説がある」「答えを出せる」
・優れたチャートの3条件:「1チャート1メッセージを徹底する」「タテとヨコの比較軸を磨く」「メッセージと分析表現を揃える」
・自分の技となっている手法の豊かさが大事
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# by ikumuw | 2014-10-29 00:33 | books | Comments(0)

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Ed Sheeran / Warner Bros UK



元ホームレスだったという噂のブリティッシュポップの若手シンガーです。楽器もラップもできて器用です。Youtubeで聞いて気に入りました。今年セカンドアルバムを出したので日本でも耳にする機会が多いかも知れません。Chicagoにもツアーできたのですが,ちょうど忙しい時期で無理でした。結構,好きな音楽で最近仕事中に聴いています。
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# by ikumuw | 2014-10-17 11:16 | music | Comments(0)

Transcendence

TRANSCENDENCE



Chicago行きのフライトの中で見ました。

人工知能研究者が同時に反対派閥に殺害される事件が発生。Willは銃で撃たれつつも一命を取り留めるが銃弾には放射性物質が仕込まれており,死を待つのみ。そこで,研究者である妻と仲間はWillの研究していた量子コンピュータにWillの頭脳をコピーする。コンピュータ中に移植されたWillは次々と新たな技術革新を起こし,進化を遂げ。。。

面白かったがなんとなくリアリティが無い。ナノテクノロジーとiPS細胞の進化で致命傷の治療は可能になるとは思うが,それをコンピュータ上の自分と接続することはさすがに行き過ぎでは。粉々に壊れたソーラーパネルが見る見るうちに自己修復するのも普通に考えて物理法則を超越しすぎている。悪事はしていなかったのだが,あまりの進化に人間が恐れて,妻の善意を利用して破壊した感じが皮肉でした。そして,世界中が停電へ。100年経っても,こんな世界は来ないと思うが200年ならどうだろうという世界観でした。
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# by ikumuw | 2014-10-01 12:42 | movie | Comments(0)