ユビキタス社会のキーテクノロジー
東倉 洋一 (著), 上野 晴樹 (著), 山本 毅雄 (著), 三浦 謙一 (著) ubiquitousというのはラテン語で「どこにでもある」という意味でユビキタス社会というのはどこでも情報端末を利用できる社会のことを言います。情報端末というのはPCのようなものだけを指すわけではなく例えば、家電製品すべてが情報端末の役割を果たすことができるようなイメージです。現在、携帯電話でどこでもインターネットにアクセスできますがあれはユビキタス社会への第一歩です。コンピューターが空気のような存在になる社会、それがユビキタス社会。空気のような存在というのはどういうことかというと、現状は携帯電話のような情報端末を身につけている段階ですが、さらに進展すると人間に内蔵されます。それがあるのが当然かのように。まるでSFの世界。 本書では4人の著者がユビキタス社会やその実現に必要なキーテクノロジー(インターフェイス・ロボット・グリッド)の解説や現状と今後の展開を述べています。もともと国立情報学研究所の市民講座の講演内容をまとめたものなので、こういったことになじみのない人でも読むことができると思います。先端技術の歴史的背景はとても興味深かったです。グリッドはいかに高速に計算するか、膨大なデータを保存するか、ということなので一般市民にとっては興味の低い部分かもしれません。
by ikumuw
| 2006-01-07 11:31
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