ブリッジマンの技術
鎌田 浩毅 (著) 火山学者が書いたコミュニケーションの本。 各個人の持つ考え方の枠組みをフレームワークと定義する。定義の通りフレームワークはそれぞれ違いがあり,生活習慣や育った環境によっては全く異なるものとなる。つまり,フレームワークが異なる人同士の円滑なコミュニケーションは難しくなってくる。このフレームワークの差異を両者の橋渡しをすることで埋める人がブリッジマンである。著者は防災のために火山について一般市民に講演をすることが多く,また,大学教員なので大きくフレームワークの異なる学生に授業をしている。それらの経験を基にブリッジマンとしてどのように心がければ良いかが説明されている。そして,最後には本書の内容と科学との関係を考察(この部分は少々蛇足な感じはする)。 私と著者のフレームワークは割と近そうなので,読みやすかったですし,書いてあることもほとんど納得でした。フレームワークという概念はこれまでもイメージでは持っていましたが,今後は明確に意識できそうです。
by ikumuw
| 2008-12-24 09:12
| books
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