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イエスの弟 ヤコブの骨箱発見をめぐって

a0002458_2010186.jpgイエスの弟―ヤコブの骨箱発見をめぐって
Hershel Shanks and Ben,3 Witherington (原著)
舩渡 佳子, 菅野 圭子 (翻訳)

イエスの弟の納骨箱をめぐるキリスト教のお話。訳者が知人で本を頂きました。まだ、最後まで読めていません。私には内容が重くてなかなか進まない。。。

なのになぜここに書いたかというと先日↓のような新聞記事を見つけたからです。
 キリスト兄弟の納骨箱は「偽造」イスラエルで4人起訴 (2004/12/30読売新聞)
偽造だったのか?それはそれで新たな展開がありそうです。
by ikumuw | 2005-01-08 20:06 | books

スポーツを「読む」―記憶に残るノンフィクション文章読本

a0002458_11575547.jpgスポーツを「読む」
―記憶に残るノンフィクション文章読本

重松 清 (著)

みんなスポーツを語ることが大好き。昔から多くの文豪たちが、最近ではスポーツライターという職業も登場し、スポーツを題材としたノンフィクションが書かれている。そういったスポーツノンフィクションを作家ごとにその文章のクセ、着目すべき点などを紹介した本。沢木耕太郎に三島由紀夫に村上龍に。。。私は海老沢泰弘氏の文章が好きかも。

もともとは「Sportiva」に掲載された文章が元になっている。これを読んだらスポーツについていろいろと知見が広がる。。。というわけではない。そういう視点からだと読みにくいし、むつかしい。

ノンフィクション文章読本とあるようにこの本はノンフィクションはこういう書き方もあるよ。この情報は不可欠。そいうったノンフィクションを読む際の注意点のようなものをスポーツノンフィクションを通して説明しているものだと思う。書き方指南書としても使える。文章表現能力を広げたいスポーツ愛好家におすすめの本。

蛇足ですが重松氏は、よりみちパン!セ創刊号の著者です。
by ikumuw | 2005-01-06 11:58 | books

大人になれないまま成熟するために―前略。「ぼく」としか言えないオジさんたちへ

a0002458_13432248.jpg大人になれないまま成熟するために
―前略。「ぼく」としか言えないオジさんたちへ

金原 瑞人 (著)
出版社: 洋泉社

大人になっても一人称に"私"を使うことに違和感を感じる子ども大人。著者の世代にはそういう大人が多い。というような書き出しではじまり、"若者"という子供と大人の中間の存在がいつから現れたのか、それをアメリカを中心に音楽、映画、文学といった大衆文化から考え、日本ではどうか、アメリカとの違いは、などについて論を展開している。

現在社会を支えている人たちがどのような社会状況を若者として過ごし、現在の社会を作って来たか。私には無い視点で書かれており、新鮮でした。また、大学教授であることから大学関係の話題が興味深かった。

気になった点が2点。4章立ての構成で1章は多くのことを言おうとしているせいか論点がなかなか見えず読みづらい。3章は時代背景を知らないと意味がわからない。全共闘世代といわれてもどの世代かさっぱり。あとがきに書いてあるが、この本は金原氏が話した内容をフリーの編集者がまとめたものだとか。この辺もわかりにくさを助長しているのかも。

ともかく、金原氏の講義を受ける学生は必見!

ps. この本は金原氏の関係者の紹介から読みはじめました。本との出会いに感謝。多忙のため、読み終えるまでに1ヶ月もかかってしまいました(汗)。
by ikumuw | 2004-12-14 13:42 | books

ハッピーロンリーウォーリーソング

a0002458_17312738.jpgハッピーロンリーウォーリーソング
角川文庫
枡野 浩一 (著)

何度も読み返す本というのはほとんどないんだけれど、これはそんな一冊です。
現代短歌で自分の世界を確立している枡野浩一さんの短歌集。もともとてのりくじらドレミふぁんくしょんドロップというラブリーな挿絵の2冊の短歌集だったのですが、まとめて脈絡がありそうでなさそうな写真と一緒に文庫になりました。

内容はひとことで言い表すのは難しいです。今の心境に合った歌がいつもそこにはある。といったところでしょうか。たとえば、
  他人への怒りは全部かなしみに変えて自分で癒してみせる
by ikumuw | 2004-11-23 17:29 | books

iモード事件

a0002458_11461072.jpgiモード事件 角川文庫
松永 真理 (著)

今では当たり前な携帯電話情報サービスi-modeがどうやってできたかという話。転職雑誌「とらばーゆ」の編集長であった著者がこのプロジェクトのためにNTTへ招かれ、プロジェクトが終了し、退社するまでの話。最中の人間関係や苦労話が読みやすい文体で書かれている。松永さんの文章は好きです。

ネットワーク技術の革新やインフラ整備はもちろん重要だったとは思うけど、i-modeの成功はアイデアとポリシーにかかっていた思う。今でもi-modeのシステムのデザインは良くできていると思うし、進化し続けている。ビックプロジェクトにはいろんな人が関わっているのだねぇ。。。

元転職雑誌の編集長らしい「なぜ仕事するの?」という本もあります。働く女性向け。
by ikumuw | 2004-11-18 11:40 | books

イリュージョン

a0002458_18502738.jpgイリュージョン 集英社文庫
Richard Bach (著), 村上 龍 (翻訳)

著者の代表作は「かもめのジョナサン」。この本はいろんなところにおすすめ本として紹介されているにも関わらず、絶版になっていて普通には買えません。なぜ?

村上龍さんが翻訳しているのが驚きじゃないですか?原書と村上龍さんの訳はかなり違う部分があるといううわさ。絶版になっているのもその辺が問題か?

ストーリーは救世主と飛行機野郎(著者)との交流。中に出てくる救世主入門テキストが興味
深い。例えば、こんなことが書かれている。

 限界、常にそれが問題である。
 君達自身の限界について議論せよ。
 そうすれば、君達は、
 限界そのものを手に入れることができる。

クライマックスのあっけなさがまたなんとも。。。原書も読まねばと思っている。
by ikumuw | 2004-11-13 18:50 | books

友がみな我よりえらく見える日は

a0002458_1346180.jpg友がみな我よりえらく見える日は
幻冬舎アウトロー文庫
上原 隆 (著)

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ
 (石川啄木『一握の砂』より)

石川啄木の有名な詩です。この詩をモチーフにしているというわけではない気がするが、コンプレックスが主題。著者の感想、「人生は苛酷だな。」
村上龍曰く、「普通の人のことが普通に書いてある」ノンフィクションです。素直な細かな描写がその話が現実だと感じさせる。普通の人というのがポイント。ありそうな話で気持ちがわからなくもない。だけど自分とは違う。いや、明日はそうなるかも。それが普通の人。

あとがきより
  「人生で一番つらかったことは何ですか?」
J.P.サルトルは答えました。
  「顔だ。この問題は苛酷だね。」
大哲学者でも、容貌にずっとコンプレックスをもっていたのだ。

第2弾も出ている。
by ikumuw | 2004-11-01 13:46 | books

コーチング・マネジメント

a0002458_1551285.jpgコーチング・マネジメント
人と組織のハイパフォーマンスをつくる

伊藤 守 (著)

コーチングというとスポーツを連想するかもしれませんが、ビジネスシーンでも注目されていてたくさんの著書が出ています。これはコーチングの理論や実践までが載っている。コーチ法に理論があるなんて驚きじゃないですか?

大雑把にいうと
 コーチングはコミュニケーションだ。
 生産的なコミュニケーションのためには○○に気をつければ良い。
というようなことが書いてある。

私はこの本を読んで自信がつきました。"自分が考えてやってきたことは間違ってなかった!"って。節ごとにまとめが箇条書きで書かれているのでポイントを理解しやすく、読後も時々パラパラめくってます。
by ikumuw | 2004-10-27 15:50 | books

人間そっくり

a0002458_13453019.jpg人間そっくり
新潮文庫
安部 公房 (著)

 "火星人なんですが誰も信じてくれないんです。"
という人が「火星人こんにちは」というラジオ番組をやっている主人公のもとに相談にやってきて、あれこれややこしい話が展開。。。
SF小説で著者の深い学識がわかる文章。イントロはちょいと読みにくい感じがした。読者は途中あれこれ想像しながら読み進めるのだが、「最後はそうなるんかい!!」という展開だと思う。うす~い文庫本なんで一気に読めるでしょう。

あなたも実は火星人なんでしょ。隠したってわかります。
by ikumuw | 2004-10-25 13:45 | books

バースデー・ボックス

a0002458_1415410.jpgバースデー・ボックス」(メタローグ)
著 ジェーン・ヨーレン
監訳 金原瑞人

英語で書かれた短編集の翻訳です。私の友人の船渡さんが2編を書いてます。
翻訳家仲間がお気に入りの短編を持ち寄ったというこの本、それぞれ味のある話でおもしろいです。装丁もかわいらしい。
ちなみに監訳の金原瑞人さんはあの金原ひとみさんの父親で大物です。。。
by ikumuw | 2004-10-20 14:01 | books